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12月21日(水)は、伊泉龍一先生をお招きしての特別講座でした。タイトルは「タロットの図像を解読する–ルネサンスのタロットからエソテリック・タロットまで」。
第2回目の今回は、「愚者」のカードの変遷を追いました。

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ヴィスコンティ版、マルセイユ版、ウェイトスミス版、と見比べてみましょう。
明らかにウェイトスミス版だけが異彩を放っていることに気付くと思います。
「枠外に生きる」という意味を踏襲しながらも、それが「何の枠外なのか?」というところが大きく違います。
「何の」という部分は作者の思想によります。
画家はそれを的確に表現しています。
それぞれ「何の枠外なのか?」を知ることで、カードの読み方は変わります。
同じ「愚者」のカードだからと言って、決して同じ意味ではありません。
深く知るほどに、全く違うものだと気付くでしょう。

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伊泉龍一先生をお招きして特別講座を主催しております。
次回は、2017年1月18日(水)です。
「魔術師」のカードから始まります。
詳細はコチラをご覧ください。
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